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寶船 TAKARABUNE

AWAODORI

阿波踊り深掘りコンテンツ

阿波踊りで使われる
鳴り物の種類

学校行事やお祭り、イベントなど様々な場面で踊られる日本の伝統芸能「阿波踊り」。
そんな阿波踊りに欠かせない存在が鳴り物です。
鳴り物には様々な種類があり、それぞれの楽器の特性を活かして軽快なリズムを生み出しています。

「よしこの」と「ぞめき」

阿波踊りで演奏される代表的な曲としては「阿波よしこの節」が有名ですが、他にも「吉野川」「祖谷の粉ひき唄」「阿波の麦打ち唄」などがあります。このようなお囃子を総称して「ぞめき」と呼んでいます。連ごとに趣向を凝らしたお囃子が存在し、個性を引き立たせます。

「よしこの節」は、阿波踊り特有の民衆歌謡だと思われがちですが、実は江戸末期から明治初年にかけて全国的に流行った流行歌です。時代を経て、様々な地域でよしこの節が発展し、阿波踊りでは「阿波よしこの節 」として現存しています。

笛や三味線はメロディー楽器なので、異なる連が一度に演奏する場合、別々のお囃子では合わせることができません。その為、阿波踊りの協会によって「正調ぞめき」と呼ばれるものが定められています。

一般的に「正調ぞめき」と呼ばれるものは、途中で一小節だけ5拍子になる形で演奏されます。ですから、拍が裏になったり表になったりしながら、4回で元に戻るようになっています。この独特な揺らぎがぞめきの魅力の一つといえます。

鉦(かね)

カランカラン、チチンカラリンといった金属音を鳴らして、阿波踊りのリズムをリードしています。阿波踊りに初めて使われた楽器と言われており、高く鋭い音なのでよく耳に響きます。リズムの緩急や強弱など音の構成をリードしているため、鳴り物には欠かせない楽器です。

叩くバチは撞木(しゅもく)と呼ばれ、棒に鹿の角の切れ端がついています。鉦の役割は、お囃子の指揮者。バンドでいえば「バンドマスター」、オーケストラでいえば「コンサートマスター」にのように、リーダーシップをとります。

締太鼓

和太鼓を肩から吊り下げて叩き、甲高くかわいたような音を出します。裏打ちによって「ンタンタ」という軽快なリズムを生み出すことで、踊り子や周りのお客様の心を浮き立たせてくれるため、リズムに合わせて自然と身体が踊り出します。

皮の種類は牛皮が一般的です。皮の厚みで音色や重さが変わり、並附(なみつけ)、二丁掛、三丁掛と続き、五丁掛が一番厚い皮になっています。阿波踊りでは、叩きながら練り歩くので、軽量の並附や二丁掛がよく使用されています。

大太鼓

大胴(おおどう)とも呼ばれます。ドドンガドンという腹の底に響き渡るような豪快な太鼓の音は、お囃子のベースの役割を務めています。

数にもよりますが、大太鼓の音は何十キロ遠くまで聴こえることもあるほどダイナミックで、阿波踊りの迫力と躍動感を表現しています。平胴太鼓と呼ばれる約10キロの和太鼓を、肩から胸の前に抱えるように持ち、使用します。

一般的に「篠笛」と呼ばれる楽器です。笛は、阿波踊りのメロディーを奏でる主役となります。ぞめきの入り乱れる中にふと聴こえる澄んだ笛の音はとても心地良く、日本の風情を感じさせてくれます。

阿波踊りの鳴り物には打楽器が多いため、音が埋もれてしまうと思われがちですが、意外と遠く離れた場所からでも笛の音は響きます。阿波踊りの篠笛は、ドレミ調の六本調子(B♭)や七本調子(B)が主に使用されています。

三味線

日本の伝統芸術の素晴らしさを感じさせてくれる鳴り物と言えば、三味線です。歯切れの良い音色が特徴的な三味線は、目でも耳でも楽しませてくれます。一時は三味線の演奏が少なくなった時代もありましたが、最近では再び三味線の魅力に注目が集まっており、阿波踊りでも絶妙な音色を奏でる重要な楽器です。

阿波踊りでは、主に細棹や中棹の三味線が用いられます。三味線の調子は使用する笛の調子に合わせ、一般的に六本調子三下がり(三弦を本調子から一音下げる)で調律されます。

竹太鼓

シンプルに、竹とも呼ばれます。高音のリズムでグルーヴに切れ味を加えるのが竹の役割です。アクセントによって、音やリズムに奥行きと幅を持たせるために、取り入れている連も多いです。

阿波踊りでは、竹のリズムによって軽快に踊る演目や、振り付けの展開の際に合図で使われる事も多く、非常に重要な役目を担っています。浮き立つようなリズムの要に一役買っている大切な楽器です。

鼓(つづみ)

お囃子のアクセントとなる鼓には、打ち方によって音色が変化する小鼓と、突き抜けるような甲高い音が鳴る大鼓があります。見た目は似ていますが、奏でる音は全く別物です。大鼓は、張り扇と呼ばれるバチで叩きます。タイミング良く鼓の音を入れることで、阿波踊りのお囃子全体が締まる役割があります。

その他にも阿波踊りでは、樽や拍子木などその時々で自由に楽器を取り入れて、様々なリズムや音色を奏でています。鳴り物によって盛り上がる阿波踊りは、文化祭や学園祭といった学校行事、お祭り、芸能鑑賞のイベントなどシーンによっても多彩な魅せ方で感動をお届けします。

寶船は、学校行事や芸術鑑賞会、企業パーティーなど各種イベントの出演依頼を約200件近くも成し遂げてきた阿波踊りエンターテインメント集団です。そのパフォーマンスが高く評価され、海外からの出演依頼も承っております。

阿波踊りのステージはもちろん、トークイベントや講演会、メディア関連の出演依頼も可能です。日本の伝統芸能である阿波踊りを世界中に広めていければと考えております。

学校行事に和太鼓や阿波踊りの
出演依頼なら「寶船」

団体名

寶船(たからぶね)

運営会社

一般社団法人アプチーズ・エンタープライズ

所在地

〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目32-2 吉祥寺サンビルディング512

電話番号

0422-29-0333

説明

プロ阿波踊り集団の『寶船』は、文化祭などの学校行事や施設でのイベントなどで阿波踊りパフォーマンスを行っております。百貨店・ショッピングモール等の商業施設やテーマパーク、結婚式など様々な会場でお楽しみいただけます。企業イベントの出演依頼も多くいただいております。和太鼓を使った迫力のパフォーマンスをお楽しみください。

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