「北極に冒険に行くので、ぜひ寶船の衣装で踊ってきたいです!寶船に入れてください!」
そんな熱い言葉で、寶船の門を叩いた西郷くん。
北極冒険家・荻田泰永さんと共に、若者たちが北極を目指すプロジェクト『北極圏を目指す冒険ウォーク2019』。西郷くんも、そのメンバーとして志願したのです。
『北極圏を目指す冒険ウォーク2019』とは
日本人として初めて「南極点無補給単独徒歩到達」に成功した北極冒険家・荻田泰永。その萩田泰永と冒険の志願をした20代の若者たちが、2019年 4月上旬〜5月中旬、 カナダ北極圏・バフィン島を各々1台のソリを引き、600キロに及ぶ全ルート踏破を目指すプロジェクトです。
西郷くんとの出会いは一年程前。寶船の活動に共感してくれて、昨年(2018年)寶船が企画した徳島阿波おどりでの「無礼講!輪踊りプロジェクト」も参加してくれ、一緒に踊りました。
以来ずっと「寶船に入りたい」と言ってくれてた西郷くん。
そんな矢先、北極へ冒険に行くことを決断し、冒頭の言葉を伝えてくれました。
その熱意と人柄に惚れ込み、「ぜひ行ってきて!世界初の北極での阿波踊り、超応援したい!」と送り出したのが3月。正式に寶船メンバーとなり、出発することとなりました。
BONVOメンバーの私・米澤渉と米澤陸が、メンバー全員の想いを込めて寶船の衣装にメッセージを書き、北極に送り出しました。
600kmを踏破する、過酷な冒険
北海道での9日間のトレーニング、そして3日間のイカルイットにて寒冷地トレーニングをこなし、いよいよ「北極圏を目指す冒険ウォーク2019」スタート!
現地時間4月7日9時(日本時間同日22時)、パングニタングからゴールのクライドリバーに向けて29日間に及ぶ600kmの徒歩行が始まりました。
一人ひとりソリを引いて歩く、壮大で過酷な冒険です。
ついに、ゴール地点へ到達!
そして、スタートより29日目。
現地時間5月5日11時10分(日本時間5月6日0時10分)、北極冒険家・荻田泰永さんと、西郷琢也くんを含む14名は、ゴール地点・クライドリバーへ無事到達!
29日間の過酷な旅を終えて、ゴールを迎えたそうです!!
本当に無事でよかった!!
下記がゴール地点に到達した際の、西郷くんのメッセージです。
今日1日、隊はいい雰囲気だったと思います。クライドリバーに着けるかどうかと言う怪しい状態からスタートしたのですが、何とか天候にも恵まれ、無事にゴールすることができました。
自分が今回の冒険を一言で表すと、「想定外」だったと思います。景色の綺麗さ、歩く楽しさ、キツさ、ナビゲーションの難しさ、足の痛み、そのすべてに「思ったより」と言う言葉が当てはまります。今回のこの冒険はとても記憶に残るものになりました。楽しい日々だけではなかったので……。
たくさん写真や映像も撮ったのですが、きっといつ見てもニヤッとするものになっていると思います。ただ、いつかこのメンバーが集まって話をすれば、写真がなくても思い出せるような記憶に残る冒険になったのではないかと思います。
今日で無事に歩き終えたので、ここからはしっかり帰る準備をしたいと思います。西郷琢也
人類史上初、北極で阿波踊り!
そしてなんと!約束通り、北極で阿波踊りも踊ってきたそう。
有言実行で素晴らしすぎる!北極で阿波踊りなんて、世界初なはずです。
白銀の世界に、鮮烈な真っ赤な寶船の浴衣!
写真で見ると圧倒的な美しさです。
写真が送られてきたとき、「本当に阿波踊りを踊ったんだ!!」と震えました。感動をありがとう!
本当におめでとう。
寶船一同、こんな素敵なメンバーがいて誇りに思ってます!!