キャリアデザインの中では、「好きなことをする人生がよい」とされる。しかし、自己中心的では社会は動かないため、鮮やかな成果が出ない。
先日年下の友人と話していて、この板挟みに、若者は悩んでいる気がしました。
自分のやりたいことか、社会の中でやるべきことか、の二元論です。でもこれはおかしな話。どちらも正解だからです。
「好きなことをすること」と、「社会とつながり自分が必要とされること」は矛盾しない。
けれどその「好き」は一過性の気分ではなく、のめり込んで突き抜けていける「没頭力」と、自身の行動に「愛を注いでいる」ということが必須だと感じてます。
「本当は好きなことをやりたいんだけどな〜」と、心の中でぼやく若者がいたら、原因は2つかもしれません。
目の前のことへ没頭する前に心移りし、ダイナミックに根を張れていないこと。そして、その状況の自分に愛を注げていないことです。おそらく。
根を張らなければ、大きな花は咲きません。これは、「少なくとも◯年間は続けなさい」という時間軸ではなく、没頭しその物事へ徹底的に愛を注ぐ、下へ下へ「掘る力」です。
それがあれば、大地をガチっと掴める。つまり現状を見据えて思考できると思います。
掘る深さが深ければ、それは自然と「好きなこと」になるはず、と思っています。
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米澤 渉

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