未だに「AIは人の仕事を奪う」という理由でイノベーションにブレーキをかける人がいるのが驚きです。
仕事が失くなると言えるのは、現状の産業を見ているから。その後、技術の発展によりまた次のフェーズの人類の存在価値が生まれます。その存在価値は、経済の中で仕事として確立されていくのです。仕事とは、そういうもの。
AIによって仕事が失くなると言ってる人は、スマホによる革新も批判的かもしれません。自動運転もシェアリングエコノミーも好意的ではないでしょう。
とにかく、見たことのない概念と対峙すると、とっさに否定的な反応が出る人が一定数います。
これは、伝統や文化も同じ。習慣だったり強い想いが込められていると、余計に難しいものです。
しかし、「仕事が失くなる」と言ってブレーキをかける方が、よっぽど経済的にマイナスです。それにより、日本が世界の革新のスピードに置いていかれて、あらゆる産業がアップデートできずに衰退していきます。
中長期で見ればよっぽどそれの方が仕事を失うし、やばいと思うのです。
その証拠に、20世紀型の組織は軒並み苦戦を強いられています。
世界中で類稀なる才能が、「新しい時代はどんなサービスやプロダクトが人を幸せにするか」を真剣に考えています。今、まさにこの瞬間もです。
物事は、メリットとデメリットが表裏一体です。ライフスタイルすらも変える革新には、失うものももちろんある。特に、慕っている習慣やノスタルジックな愛着はまず切り離されていきます。
でもやっぱり未来志向でいないと。
僕らは、この変化の時代に生きていることが幸せだし、自らより良い変化を起こしていきたいです。
AIは「人の仕事を奪う」のではなく「人の時間をつくる」のです。
その結果、より人間らしい生き方と価値に集中できます。僕らは労働のロボットでも、会社の歯車でもなく、自分の人生を表現するために生きれるのです。
僕らのような文化やエンタメ・アートの業界では、逆にこの世界のイノベーションは追い風でしかありません。
人類が労働から解放され、次のフェーズのライフスタイルを模索するとき、人間たらしめる「正確の無い創造性」は、大切なポイントになるからです。正しさや正確をトレースするだけの時代は、もう終わりなのです。
特に今後、人の気持ちを高揚させるようなプロダクトは確実に価値が高まっていきます。購買も課金も体験も、全てにおいて今後は、心にエクスタシーの炎を灯せるコンテンツがカギになるはず。だから、時代を見据えた上で寶船は、阿波踊りを本気でやっているのです。
今全速力で走らないといつ走るんだ!というタイミング!
それがまさに今だと思っています。