ついに執筆スタート!?|本ができるまで【4】

さぁ、いよいよ執筆!
今回からは、初の著書『#踊る阿呆の世界戦略 』 をどう書いていったのか、その実際の工程をお話します。
僕は、本の執筆初めてですが、以前「戯曲」や「脚本」の書き方は学んでいた時期があったので、映像作品をつくるイメージで構成を練っていきました。

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◎前回までのあらすじ(最初の打ち合わせ、著者インタビュー、目次案の決定)は、下に載せておきます。
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シナリオを書く際、まず『ハコ書き』をします。 大まかな展開に合わせてシーンを落とし込むこと。シナリオでは、「序破急」の三幕構成に合わせて場面を分け、そのハコ(箱)にシーンを書いていくので『ハコ書き』と呼ばれています。

今回の場合は、映画や演劇ほど細かくはありませんが、廣瀬さんがつくってくれた目次案に合わせ、書きたいエピソードをはめ込んでいく作業をしました。「青春起業物語」がメインの軸だったので、思い付いた順に書くのではなく、エンタメとして面白くなるための工夫でした。

付箋にエピソードのタイトルを書き、目次の章立てに合わせて、位置を調整していく。 「この内容の説明だと、このエピソードを入れたいな」と、頭の中で原稿を組み立てていくわけです。 (画像参照。実際の本とは色々変わってますが……)

シナリオは、シーンのつなぎ方によって感情移入が変わります。例えば、幼少期の苦難を先に持ってきたら、主人公に感情移入しやすくなる。逆に終盤に持ってきたら、「実は昔こんなことがあった!」という種明かしになる。
敵役にしても、どこに人格の描写を入れるかによって、狂ったサイコパスに見えるか、社会のゆがみが生んだ被害者になるか、印象はガラッと変わるわけです。

通常、エンタメ映画のシナリオは、全体の作品時間を1:2:1の三幕構成に分けます。長さでいえば、「序・破破・急」となる(「急」は若干短いことも多い)。

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①一幕目【序】状況設定
天地人の説明
(ここはどんな世界で、どんな主人公なのか。何を求めている物語なのか)
 ←プロットポイント1
本格的に物語が始まる
(主人公がテーマに向かって動きだす)

②二幕目【破】葛藤
紆余曲折
(主人公が障害に巻き込まれ、中々うまくいかない)
 ←ミッドポイント
(作品のド真ん中がミッドポイント。大きな転換点)

③二幕目【破】危機
大きな転換を迎える。一番のピンチなど。
(大きな葛藤。苦境)
 ←プロットポイント2
クライマックス
(解決の糸口が見える)

④三幕目【急】解決
物語の収束
(作品のテーマを感じる余韻、その後)

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一般的なシナリオはこんな構成。
この本も、この構成に沿って、書きたいエピソードをはめ込んでいきました。

ぜひ『踊る阿呆の世界戦略』を購入して実際に確かめていただきたいのですが、今回の本では、プロットポイントで本格的に物語が進みはじめ、ミッドポイント(本のちょうど真ん中)ではプロとして初めてお金を稼ぎ、世界に羽ばたくエピソードが描かれています。寶船がプロになった大きな転機です。

このように、ハコ書きから考えたことで、物語に引き込むタイミング、転機、苦悩、作品テーマの回収は、わりと基本通りにまとまっていきました。

以上、今回は、「執筆するときにハコ書きをしたよ」というお話でした。

どうですか?本、読みたくなってきたでしょう!
ぜひ下からご予約お願いします!

次回は、泣く泣く本編に入れられなかったエピソードの話を書きますね。
続編も順次公開予定です。ぜひまた覗きにきてください!

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