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味方になってくれる人はどうやって見極めたらいいですか?|なんでもQ【Vol.3】

2017/03/11

質問コーナー『なんでも!?QUESTION』、略して『なんでもQ』のお時間です。
本日も皆様からのご質問を、どんどんお答えしていきますよ!

なぜ「なんでもQ」を始めたのかについては、こちらをご覧ください。

ご質問 Vol.3

こんにちは!渉さんに質問です。

私は演劇をしています!
自分の劇団を大きくするため、そして私個人のネームバリューも高めたくてモデルや司会のお仕事もさせていただいてます。もちろん実力のある人達とお仕事させていただくこともあります。ギャラも相応にいただけるお仕事もあります。

しかし、「まだ素人だから」「使ってやっているんだから」という理由からか、ギャラを払う意志がそもそもなかったり長時間拘束は当たり前。なのに出来上がったものはお粗末・・・な使われ方をする時もあります。

厄介なのはそれが演劇仲間だったり、知り合いだったりすることです。お仕事を断ったらこの人達と仲が悪くなるのでは・・・と断りにくいです。
でもこの人達と一緒にやって意味があるのか・・・。

また、私の劇団は今年、大きな大会に行けることになりました。
すると今まで私たちを下に見てきた人達が、急に手のひらを返したようになってしまって。

私個人の偏った考え方では、上に挙げたような方々は初めはとても意識が高いことを仰られるので、一緒に仕事がしたい!と思ってものちのちあれ?と思うことが多く・・・

演劇をする上でもっとお芝居を見る文化を広めたい!お客様を楽しませたい!と意欲的な人達と一緒にやりたいのですが、色んな雑音、利用してやろうという黒い思いに最近嫌気がさしています。

渉さんは寶船で演者として素晴らしいのもそうですが、寶船を愛し、大きくしようという意識、プロデュース力、外交力も素晴らしいと感じています。
寶船が大きくなってきた過程で似たような経験がもしあれば、渉さんのお考えを伺いたく質問させていただきました。

とっても長くてすみません!
お返事は暇な時に気が向いたらで構いません。
目を通していただけるだけでも結構です。

(Nさん・女性)

「どんな未来を作りたいか」が同じかどうか

演劇、素敵ですね!

寶船の連長である、私の父と母は、若い頃演劇をやっていました。僕が生まれる頃には劇団兼プロダクションも立ち上げていました。ですので、Nさんの活動にすごく共感します。お芝居を観る文化を広げたい、お客様を楽しませたいというお気持ち、素晴らしいです!心から応援したい!!

素敵な味方になる人の共通点は一つしかなく、【”どんな未来を作りたいか”が同じかどうか】だと思っています。

多様な人が集まり、それぞれ違う考えがあるのは素晴らしいことです。しかし意識は、筆の毛先のように揃っていることが重要になります。これが、長く寶船に在籍してきて学んだことです。

ただし、それを厳密に見極める方法は残念ながらありません。GoogleやFacebookのような大企業でさえ、一番難しいのは人事、つまり「いい人材を採用すること」なんだそう。だから、悔しい経験を繰り返し自分の判断力を鍛え、失敗の確率を減らすしかありません。

  • 人間として尊敬できそうか
  • その人に何かあったとき、自分が責任をかぶりたいと思える人か
  • 他者(仲間)への想像力があるか
  • 自分の信頼している人が、信頼寄せている相手か(共通の知人がいる場合)
  • 第一印象が、好印象か
  • その相手は目が輝いていて、仕事に対し溢れるほどの情熱があるか

私がいつも重視しているのはこんなポイントですが、それでも日々学んでいる途中です。

真っ直ぐさに人は賛同する

また、安易な利益や名誉を優先していると、それを利用してくる人しか寄ってこないということも実感としてあります。

経済とは、欲しているものと提供するものの交換で成り立っています。だから安易な利益や名誉を求めれば、あなたの才能や若さに需要がある人が、「これやれば成功できるよ!」という売り言葉で近づいてきます。これは、「いい/悪い」ではなく、経済の原理です。

だから表面的にではなく、遠回りでも本当に素晴らしい活動がしたい!という信念で人を見ることが重要です。それが遠回りのようで、近道となります。真っ直ぐさに人が賛同してくれるからです。

特に仕事上の人間関係は、無名であれば軽くあしらわれたり利用されたりするのが普通なんです。悔しくても「成長して実力を得るしかない」というのも正直真実だと思っています。ここでの実力とは技術だけでなく、才能に実績が追いつくこと・できる仕事の幅が広いこと・対応力があること・人望があることも含んだ意味です。

「何を目指しているか」を、明確に伝える努力をすること

と言っても、人を見極めることは本当に難しいです。

では僕らはどうしてきたか。

自分で「何をしたいか」「どんな未来を作りたいか」をなるべく具体的にして、相手に伝わるように発信していきました

すると、仕事相手としてではなく、夢に共感を持ってくれる人が増えてきます。
この際の共感とは、いいね!すごいね!というレベルではなく、「その未来に私も協力したい!」という強い共感です。

僕も、Nさんの夢は演劇で大きな大会に出るということまでしか”今は”知りません。それは立派なことですが、Nさんの演劇人生にとっては、きっと通過点なはずです。

「演劇に触れる人を増やしたい」「お客様を楽しませたい」ということは理念としてとても素晴らしいですが、具体的な未来も必要です。

それを達成して次はどうなりたいか」「どんな方法でどうやるのか」「最終的に世の中をどうしたいか」を具体的に考えてみる。「そのためには、もちろんお金も必要だし、協力してくれる仲間も必要。けど、実現したら絶対素敵な世の中になる!」そんな話を色々な相手に伝えてみてください。

勇気を出し本心で夢を語って、あざ笑う人や「無理」と即答する人がいたら、その人は残念ながら今後も味方にはなりません。
一流の人にはそんな方はいないです。仮に「生半可な気持ちじゃできないよ」という覚悟を試す言葉を使ったとしても、目の奥は応援してるはずです。なぜなら、みんな大きな志を立てて頑張っているから、チャレンジしようとしている人の想いがわかるのです。

きっと利用されたり、手のひらを返し態度が変わったりする相手に頭にくると思いますが、悔しさを力に変えて【これからどうするか】だけに集中する。それがポイントです!何かあっても「悔しいけど、わたしファイト!」と鼓舞して、次の目標に集中し、親切にしてくれた方をその分大切にしていくといいですよ。

きっと何も心配いりません。想いが継続できれば人生は必ず広がります!

心から応援してます!いつか見に行きたいです!!

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米澤 渉
1985年、東京都生まれ。一般社団法人アプチーズ・エンタープライズ プロデューサー。寶船プロメンバー「BONVO」リーダー。山形県米沢市おしょうしな観光大使。日本PRのCM『日本の若さが世界を変える』に出演。「my Japan Award 2014」 にて《箭内道彦賞》を受賞。

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