「阿波踊りのプロとして活動をはじめた以上、本場・徳島で単独公演をやりたい」
これは、法人化してからずっと持っていた夢でした。
阿波踊り発祥の地。そして、連長である父の故郷。私たちは、世界中どの場所よりも「徳島」に憧れを持ち、尊敬し、驚異ですらありました。
徳島で生まれた踊りをそのままコピーとペーストしていては、本場・徳島の皆さんと並ぶことにはなりません。むしろ思考停止のようで、失礼かもしれません。日本人が西洋人の真似をしてカッコをつけているようなもの。東京生まれの私たちは、阿波踊りの素晴らしさを自分の人生でアウトプットするべきなのです。
私たちなりの阿波踊りを模索し、自分たちのスタイルで勝負する。それが徳島へのリスペクトであり、やっとスタート地点に立つことになるのです。
そんな考えから、私たちは、阿波踊りの可能性に果敢に挑戦し、世界中どこにもない阿波踊りを作り上げてきました。
結果、東京・大阪での単独公演。世界ツアーの成功。少しづつ実績を重ね、高い評価もいただけるようになってきました。そして2015年、本場・徳島で、単独公演開催を決めたのでした。
無名な5人組。本場・徳島への挑戦
開催が決まったはいいものの、内心は不安ばかりでした。まず、阿波踊りには厳しい徳島のお客様。私たちのスタイルを受け入れていただけるのか、正直怖かったです。「既存の阿波踊りっぽいもの」に演目を変更することは容易です。でもそれでは意味がありません。挑戦するから人生は広がるのです。
また、知名度のない寶船を見にお客様は集まってくださるのか心配でした。SNSやチラシ配りで告知をしたものの、動員に関しては開演するまで全く読めない状況だったのです。
初の徳島での単独公演。それも、《「選抜阿波おどり」の前夜祭》より高い料金設定。出演者は無名な5人の若者。正直、無謀なチャレンジでした。
そして、開演へ
客席を見渡したのは、演者としてステージに上がった時でした。完全に満席。追加席も急遽出したそうです。その上、立ち見のお客様が最後尾の壁沿いに並んでいました。
阿波踊りの本場・徳島県。憧れながら育った街。そんな徳島で、2015年8月16日、寶船は単独公演を無事に成功することができました。
素晴らしい出来事
予想外な素晴らしい出来事がたくさん起きたので、下記にまとめてみます。
満員御礼!
当初不安だった動員ですが、嬉しいことに満員でした。当日券を目当てに多くのお客様が並んでくださいました。会場は、追加席も急遽作りましたが、立ち見のお客様がいらっしゃるほど。ご来場いただいた皆様に心から感謝いたします。
メディアも注目!
メディアの方々がたくさんお越しくださいました。私の知る限り、4〜5社の報道の方々がいらっしゃいました。早速、翌日(8/17)の徳島新聞にその記事が掲載されております。
最後は総立ち!
終盤、お客様がオールスタンディングで手拍子をしてくださいました。ロックコンサートのような熱気。割れるような声援が会場に響き渡りました。
アンコールまで!
熱狂の拍手が止まず、アンコールが起きました。本当に予想していなかったアンコール。急遽、お客様を含めた会場全体で輪踊りを行いました。素晴らしい盛り上がりと、予想外のアンコールに涙ぐむほど感動しました。
サインを求めて行列が!
メンバーのサインを求めて、行列ができました。皆さんTシャツやDVDなどをご購入いただき、サインのために並んでくださいました。Tシャツや色紙はもちろん、中にはスマホやお財布にまでお願いされ光栄な反面、恐縮でした。でも本当に嬉しかったです。
徳島へ敬意を払い、文化のバトンを次世代へ
徳島は、素晴らしい連がたくさんあります。何度も言うようですが、有名連さんの踊りを勉強し近づこうと努力したことで私たち寶船があります。東京の弱小グループだからこそ、せめて夢の大きさと情熱、そして行動力は負けちゃいけないと頑張って来ました。
「阿波踊りの魅力を世界に」
言葉だけなら誰でも言えます。本当に世界に届けるために努力してるか、私たちは常に問いかけて来ました。どんな偏見を持たれても、異端と呼ばれても、高い志を持って挑んで来ました。
こうして本場・徳島で単独公演を開催できたのは、出会った皆様のおかげだと思います。
ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、スタッフを快く引き受けてくれたみんな、どうもありがとうございます。
またやりたいです!徳島で!!いつかアスティ徳島をソールドアウトにしましょう!!キャパ5000席!いける!
若者の特権は、無謀な夢を持つこと。一度の人生、でっかいことしようぜ!!