どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回阿波踊りしてきたイベントは、メキシコの『コスメル・カーニバル』です。
「メキシコ3大カーニバル」の一つに数えられるこのイベントは、沢山のダンサーたちがおよそ10キロの道のりをド派手な衣装とハイテンションな踊りで練り歩いて行きます!カーニバルが行われるコスメル島は、カリブ海を代表するリゾート地として大人気。そんなコスメル島の美しすぎる海の景色を横目に、パレードはメキシコ中から集まって来る5万人もの祭り好きの観客たちで賑わいます。


そんな夢のようなカーニバルに、なんと寶船が祭りの日本代表として出演してきました!もちろん日本人がコスメル・カーニバルに出場するのは、これが初めて。阿波踊りも日本を代表するカーニバルなわけじゃないですか。僕らも阿波踊りのプロとしてそれなりのもの背負ってやって来てるので、メキシコでそんなヤワなパフォーマンスなんて見せれないっすよ。もう出るからには、メキシコ人に「目に物見せてやる」くらいの気持ちでぶつかってきましたよ!気合いマックスに入れて挑んだコスメル・カーニバル。一体どんなことになったんでしょうか。ぜひ動画で、目撃して下さい!!
今回のコスメル・カーニバルは、ハッキリ言って人生最大クラスに過酷なイベントでしたね。なんてったって総距離10キロのカーニバルですからね!皆さん、想像してみて下さい。10キロだよ?それも踊りだよ?全力でだよ?もうね、途中くらいから記憶無くなってますもんね。本当に体力の限界飛び越えて、疲れの向こう側までいって、完全なるハイ状態になりましたからね。

だって、単純に10キロって、走るだけでも相当な距離ですよね。ちょっとしたマラソンくらいの距離ありますよ。この長さを全力で踊りきるわけですもんね。我ながらよく最後まで踊りきったなって思います。
なんか今回すっごい感じたのは、人間、限界を越えると逆にめちゃくちゃ楽しくなってきますよね。振り切った者にしかわからない、不思議なカタルシス。コスメル・カーニバルではそれをビシビシ感じました。ぶっちゃけ阿波踊りのプロになってから、ここまで限界を越えたことってなかったんじゃないかな。
一番キツかったのは、カーニバルの折り返し地点ですね。まず、一直線の道を5キロ踊るじゃないですか。踊ってる側としては、なんとなく「あそこがゴールかな」って一瞬ナメてかかるんですよ。そしたらね、クルッと折り返して、もう半分あるって気づいた時のあの絶望感ね。
「あ、終わった。。」
って一瞬思いました。笑

半分地点の段階で、もうとっくに限界なんて越えてるわけですよ。そっからさらに倍って。。完全に天を仰ぎまくりました。阿波踊りの場合、流し踊りってせいぜい300メートルくらいのもんですよ。それがコスメルでは、5キロですからね。比べてる単位から違いますよ。
しかも、メキシコの方々って常にハイテンションなんで、手を抜ける瞬間が1秒もないんですよね。次から次へと、ゴキゲンなラテンピーポーが僕らをめっちゃ煽ってくるんですよ。それに答えないようじゃ阿波踊りのプロ失格じゃないですか。だから端から端まで、全観客と対峙して魂のパフォーマンス見せていくわけですよ。


踊りやってると、やれ指先がどうしたとか、足のステップがどうのこうのとか、色んなこと気にしたくなっちゃうんですが、コスメル・カーニバルだけはそんな悠長なこと考えてる余裕なんて1ミリもありませんでした。ただただ、ゴールに向かって、ひたすら踊り続ける。それだけでした。
でも、そんなコスメル・カーニバルの魅力にいつしか取り憑かれている自分にも気がつきました。いつの間にか虜になってました。あの感動を言葉化するのがめちゃくちゃムズいです。僕のボキャブラリーでは、あの時の感動を的確に表現することができません。もどかしいです。ただ一つだけ言えることは、カーニバルが終わる頃には、僕は今までに味わったことのない幸福感に包まれていたということは確かです。
個人的に人生で経験してきたカーニバルの中で、最も好きなのは今回の『コスメル・カーニバル』かもしれません。
(たかし)




