どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回は、東京の下町・亀有で阿波踊りを踊ってきました。
あの「こち亀」で有名な亀有です!
亀有で行われた『亀有パフォーマンスフェスティバル』というイベントに呼んでいただき、久しぶりに亀有に阿波踊りを届けてきました。
コロナ禍以降、野外で実際に踊れるイベントはほとんどなくなってしまったので、こういう形でこの時期に踊れるのは僕たちにとっても心の支えでした。今日の動画では、ぜひ下町の人情に触れて下さい。寶船がまだ仕事が全然なかった時代に、支えてもらった亀有。その歴史も今日の動画を見ると全てわかります。
亀有と寶船の関係を語る上で、鳥山さんという方の存在は欠かせないでしょう。「亀有パフォーマンスパーク」、通称KPPと呼ばれるイベントを主催されている方です。
寶船がまだプロになって間もない頃、当時はお仕事もあまりありませんでした。イベントのオファーなんて、待ってたら勝手に来るってもんでもなく、駆け出しの頃はこっちから営業をかけて仕事を取って来るしかなかったんですよね。
とは言え、大きなチャンスなんていきなり降ってくるわけもなく、はじめの頃は路上パフォーマンスで武者修行していました。ただ、この路上パフォーマンスをさせてもらえる場所すらもなかなか確保出来なかったのが、その頃の僕らのリアルでした。基本的に都内で、太鼓を思いっきり叩いていいよって言ってもらえる街ってなかなか無いんですよね。
そんな時に、インターネットのリサーチで、たまたま「亀有パフォーマンスパーク」というイベントの存在を知ったのが、亀有という街との出会いでした。とにかく踊らせてもらえる場所があればどこへでも飛びついていた当時の僕らは、このイベントの主催の鳥山さんとアポを取り、亀有まで会いに行きました。柄にもなくスーツを着て、ネクタイを締め、まるで保険の営業マンのような格好で最初のアポに向かったのをよく覚えています。
亀有の鳥山さんは、当時から下町の人情溢れる人柄で、とても温かく僕と接してくれました。初対面からいきなり7時間も喋り、最終的には中華までご馳走になりました。そんな感じで意気投合し、それから月一回のペースで亀有で踊らせていただくようになりました。
まだ何者でもない僕らを支えていただいたのが亀有という街でした。月一回行われる「亀有パフォーマンスパーク」というイベントで、僕らは随分腕を磨いていきました。たまたま通りかかるお客さんも、下町人情が溢れ出ていて最高なんですよね。僕らが一生懸命踊っていると、地元のおばあちゃんたちがニコニコしながら応援してくれました。商店街のおじさんたちも笑顔で手を振ってくれました。
コロナ禍の影響もあり、ここ数年は亀有で踊る機会が少なくなっていましたが、寶船と亀有はそういう歴史で結ばれていたんですよね。
そんなご縁で久しぶりに呼んでいただいた今回のイベント。少しでも亀有に恩返しが出来たらいいなという思いで参加させていただきました。久しぶりの亀有でしたが、一瞬であの頃の思い出がフラッシュバックしてきて、僕は本当に感慨深かったです。
僕らを育ててくれた街、亀有。これからも色んなタイミングでお世話になっていくことでしょう。
(たかし)
※このイベントはコロナ対策を万全にした上で行われました。