どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回阿波踊りしてきた場所は、世界一の情熱の国スペインの『セビリア』です!
セビリアはフラメンコの聖地として有名で、恐らく世界で一番踊り好きな街と言っていいでしょう。そんな踊り大好きなセビリアの皆さんに、阿波踊りを教えてきました。一体どんなことになったんでしょうか?
今回はセビリアの方々に阿波踊り文化の魅力を伝えるためのワークショップとして開催されたイベントでした。
会場はセビリア大学という公立大学で行ったこともあり、割とアカデミックな会になるかと思って行ってみたんですが、フタ開けたら全っ然予想してたテンションと違ってびっくりしましたね!もうね、ちょっとしたフェスですよ!笑 これからEDMフェスが始まんのかってくらいの感じでしたよ。あのテンションは。
いやぁ、ラテンの血をビシビシと感じましたね。スペイン人は陽気だよって聞いてましたが、まさかここまでとは思いませんでした。だってね、ワークショップ始まるじゃないですか。とりあえず手を上げて、ジャンプしてもらうじゃないですか。そんで太鼓を一旦止めた瞬間ですよ。もうそれだけでテンション、ドッカーンの、エネルギー、バーーン!!!ですからね。(語彙力笑)
もう一度上がったテンションは、もはや誰にも止められないわけですよ。この人たちは本当に踊りが好きなんだなぁ、って心から感じましたね。阿波踊りのレクチャーをしているこっちも、そんだけいちいち楽しんでくれたらそりゃ嬉しくなっちゃいますよね。だってこっちも楽しんでほしくて教えてるんだもん。
だから冗談抜きに、この時僕は阿波踊りの本来の姿を見たような気がしましたね。阿波踊りって元々このくらい馬鹿騒ぎでよかったんだよ。きっと江戸時代の人たちはこうやって夏になると馬鹿騒ぎしてたんだよ。テンション上げて騒ぎたい気持ちって、世界どこに行ってもあるよね。それが健全だよね。そんな気持ちを肯定していこうよ。それが本来の阿波踊りだよ。なんてことをスペインの方々に踊りをレクチャーしながら考えてました。
イベント自体は僕たちが阿波踊りを教えるってスタンスでしたが、本当に阿波踊りとは何かを教えてもらったのは、むしろ僕たちだったのかもしれません。
ちなみにワークショップが無事に終わり、その日の夜にせっかくなので本場のフラメンコを見に行ったわけですよ。本当に感動しましたね。そして同時に、めちゃくちゃ嬉しくなりましたね。なんでかって、阿波踊りと本質的な部分がめちゃくちゃ似ていたから。阿波踊りをずっとやってきた僕らに言わせると、フラメンコってめっちゃ阿波踊りじゃんって思いました。
何を踊るかは問題じゃない。なぜ踊るかが問題なんだ!
そういうダンサーとしての本質的な哲学を考えさせられた、セビリアでの一幕でございました。
(たかし)