どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回は、東京の吉祥寺で阿波踊りを踊ってきました。
吉祥寺は、僕ら寶船のホームタウンです!実は寶船、吉祥寺のある武蔵野市の観光大使も務めているんですよ。自分が生まれ育った街で踊るというのは、他の場所で踊るのとは違う特別な想いがあるんですよね。
それに加えて今回お届けする動画は、2019年の4月の終わり、つまり平成最後のステージなんです。この2日後には令和になるという、歴史的な瞬間でした。あの時に日本中に流れていた、ワクワク感ってありましたよね。今日は一瞬だけあの時に立ち返って、何かを感じていただければと思います。
コロナ禍以前には、こういう形で毎月吉祥寺駅前でイベントをやっていたんですよね。毎月一回開催される『キチジョイ』というイベントです。吉祥寺の商店街やデパートなど、沢山の方々のご協力をいただきながら、少しづつ育ててきたイベントです。
吉祥寺に集まるお客さんは若者からお年寄りまで様々な方々がいらっしゃいます。でもみんなに共通しているのは、吉祥寺の人たちって本当に優しいんですよね。寶船のパフォーマンスをみんな心から楽しんで見てくれている感じが伝わってきて、踊ってるこっちも本当に気持ちがいいです。
そんな中でも今日の動画のステージは、僕らとしても特別な思い入れがありました。平成から令和に移り変わる激動の瞬間。日本中の誰もが令和という新しい時代に、夢や希望を託していましたよね。
今思えば、令和になった直後にコロナが世界中を襲うなんて誰が想像したでしょうか。新しい時代の幕開けと共に、人類に与えられた試練。この一年で人々の生活はガラッと変わってしまいました。
当然、僕らの街・吉祥寺も例外ではありません。当たり前に行われていたイベントも、コロナ禍以降全て無くなりました。街から人々の歓声が聞こえなくなる日々。人の感動をつくることが生き甲斐な僕らみたいな人間は、こんなに辛いことはありません。
そういう日々の経過を経て、改めて今回の動画を見ると、以前と全く違う捉え方になってくるのが不思議です。つい2年前の出来事なのに、あの頃の僕らが眩しくてしょうがない。
あの時、僕はパフォーマンス中に言いました。
「令和になったら、もう悲しい涙を流したくありません!」
この言葉が、今の僕には胸の奥まで突き刺さります。自分で言った言葉に、自分がハッとさせられる。芸能やってると、たまにこういうことがあるのが面白いです。
改めて思います。みんなであの日に立ち返りましょうよ。絶対みんな、令和に夢を見ていたはずです。思い描いていた令和は、そんなに悲しいものじゃなかったはずです。
今からでも全然遅くはありません。取り返せるんです。人生に遅すぎるなんてことはない。あなたが信じれば、望む世界は必ずやってくる。僕らは今一度原点に立ち返って、相変わらず夢や希望を叫び続けるお祭り野郎として、これからも生きていこうと思いました。
また必ず、僕らの街・吉祥寺でもイベントが出来るようになることを信じて。
(たかし)
※このイベントはコロナ禍以前に行われました。