カナダ・トロントでよさこい×阿波踊りコラボしてきた!/よさこいチーム『奏楓(かえで)』

どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。

今回阿波踊りをしてきた場所は、カナダ・トロントの和食レストランです!

カナダでよさこいの活動をされている『奏楓(かえで)』さんというチームの方々にお呼びいただき、今回のイベントが実現しました。

阿波踊りとよさこいという日本を代表する祭り芸能。意外にもこの2つの文化が直接交流する機会ってなかなかありません。今日はそんな2つの芸能が、カナダという異国の地で一緒に踊った貴重な映像をご覧いただきます。

僕たち寶船のように阿波踊りをやっている人間からすると、よさこい業界から学ぶべきことは沢山あります。何と言ってもよさこいの一番凄いところは、常に若いエネルギーを取り入れているところですね。

阿波踊りの世界は、若者離れが業界全体の課題と言われて久しいです。より良い伝統を残していくためには、新しい風を常に吹き込む必要があります。その点よさこい業界では、毎年何百人単位の応募が殺到し、若いエネルギーを取り込む努力を惜しみなくされていることが素晴らしいですよね。

しかも今回共演した『奏楓(かえで)』というチームは、その活動を外国でやられているというバイタリティの高さ。本当に頭が下がります。よさこいという日本芸能を、世代を越えて継承していくだけでなく、外国の方に踊ってもらうことで国際化にも繋げているわけですからね。

そんなよさこいチーム奏楓のリーダーであり、今回のイベントの立役者になったのが田中恵美子さんという方です。彼女の存在がなければ、このイベントが実現することはありませんでした。

元々寶船は、ある週末にニューヨークのフェスに出演し、その翌週の週末にアメリカのオハイオのフェスに出ることが決まっていたんですよね。田中恵美子さんはその持ち前のバイタリティで、ニューヨークとオハイオの間のど平日に、トロントのイベントをねじ込んでくださいました。

僕らもイベントを仕掛ける側になることもあるのでわかるんですが、時間もない中で平日のど真ん中にイベントをねじ込むって、なかなかの覚悟がないと出来ないことなんですよね。平日にいきなり「イベントやります」って言われても、そんな簡単に人って集まらないですから。

その難しい課題を突破するには、やはり最後の最後は気合いと覚悟しかないわけですよ。奏楓の田中恵美子さんはその重荷をたった1人で背負ったわけですから、僕らとしては尊敬の気持ちでいっぱいです。

あの時の田中恵美子さんのご尽力により、海外でよさこいと阿波踊りが深く交流することが出来ました。元々お祭りを盛り上げようと思って出来上がった芸能同士。相性が悪いはずがないですよね。

小さなこだわりやプライドは、時に文化を衰退させる原因にもなります。阿波踊りとよさこいがお互いの良いところを影響し合うことで、より良い未来ができるのであれば、そこに乗っからない手はありません。それが“祭り魂”ってもんですよ!

そうやってこれからも、色んな文化と交流することで日本芸能の未来をより明るいものにしていきたいです。

そんな未来の一端を担っていただいた田中恵美子さんをはじめ、奏楓の皆さんには本当に感謝しかありません。ぜひこれからも交流していきましょう!

(たかし)

このイベントはコロナ禍以前に行われました。

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