どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回はダンス業界のレジェンド『Hilty&Bosch』とコラボしてきました!ダンス業界に燦然とその名を轟かせるHilty&Boschのお二人。今回はそんなHilty&Boschさんと「ダンス×阿波踊り」というジャンルの垣根を越えた、前代未聞のコラボレーションを実現させました!
2019年3月。僕たち寶船とHilty&Boschさんは、ロサンゼルスの老舗劇場『El Rey Theater』で初共演を果たしました。LAの歴史ある劇場での、日本人ダンサーの飽くなき挑戦。このツーマンライブは日本の阿波踊りやダンスシーンの歴史に残る“伝説の夜”となりました。今回は、その伝説的なコラボステージの裏側を見ていただきます。
今までのキャリアの中で、“歴史の瞬間”を目撃した経験はそんなに多くはありません。しかし、今回のHilty&Boschさんとのコラボは、確実に「これは歴史的な瞬間だ!」と思いながら踊っていました。
これまでずっと「阿波踊りはポップカルチャーと張り合える芸能なんだ!」と信じて走ってきた寶船。そんな僕らの信念が、最高の形で実ったのがこの夜でした。
正直僕らはろくなダンスの経験もないですし、芸能に対して劣等感だらけだったからこそ、阿波踊りをやってきたんだと思います。そんな僕らにとってHilty&Boschさんのお二人は、雲の上の存在です。こんなトップの方々と同じステージで、対等の関係でコラボが出来るということ自体、僕らにとっては歴史的な偉業でした。
あの日僕らは、阿波踊りとポップカルチャーが真の意味で融合する瞬間を体現しました。そして、阿波踊りがポップカルチャーのど真ん中でも通用するポテンシャルがある、という証明ができました。
誰もが知っているブルーノ・マーズの『Uptown Funk』のはずなのに、全く新しいエンタメを体験してる。あの日のお客さんの目からそんなワクワク感が伝わってきました。
踊っている僕ら自身も、あんなに気持ちが高揚する瞬間はありませんでした。阿波踊りの持っている“祭り感”と、ダンスやポップミュージックが持っているフレッシュさが合わさって、今までにないジャパニーズ・オリジナルのダンスカルチャーがあそこに誕生したと言い切ることができます。
それが実現出来たのは、やはりHilty&Boschさんとのコラボレーションだったからでしょう。その業界を極めたからこそ、別ジャンルの芸能とも深く絡むことができる。本当の意味でのコラボレーションって、その業界を背負って立つ人間にしか出来ないのかもしれません。決して馴れ合いではなく真剣勝負だったからこそ、あのワクワクが生み出せた。僕はそう思います。
Hilty&Boschさん!ぜひこれからも色んな場所で、ご一緒させていただけると嬉しいです。
(たかし)
※このイベントはコロナ禍以前に行われました。