明日で一週間。単独公演が終えてから、あっという間に時間が過ぎました。私たちはやっと今冷静に公演を見つめ直し、新しい一歩を踏み出そうとしています。
そんな時、今回の出演メンバーにどうしても伝えたかった想いがあり、昨夜文章にして送りました。寶船ってこんなことを考えてステージに立ってるんだ!ということを垣間見れると考え、そのままの文章をここで共有することにします。私の想いを知っていただき、一緒にステージに立つ仲間が増えることを希望しています。
伝えたかった3つのこと。以下、原文のままです。
出演してくれた皆、本当にありがとうございます。今回は、内容、集客共に皆さんの協力があって成功できたと思います。すごく感謝してます!^ ^
ボンボ以外の皆にとっては、今回初めての単独公演だったと思います(早紀と有香も久しぶりだったしね!)。今はきっと、公演の余韻やお客様の反応に浸って、舞台に立つという魅力を体感しているのではないでしょうか。
そんな今だからこそ、忘れて欲しくないことがあるので書かせてください!!一緒にステージに立った同志として、皆に伝えたい想いです!
1.「初めて」という感覚を胸に刻め
初めての単独公演では、初めての人しか感じられない感動があります。ボンボのメンバーが皆に負けているのは、もう二度と体験できない「初めて」という感覚です。それを忘れないでください!人生一度きりです。「楽しかった!」という抽象的なものではなく、楽屋の風景、そわそわした待ち時間、鏡越しに目が合ったメンバー、化粧をしながらした深呼吸、スタッフさんの緊張感、舞台袖の風景、舞台袖で見た仲間の横顔、スポットライトの眩しさ、暗転の漆黒、拍手と声援の響き…、全部忘れないでください。それが今後の人生に、必ずや皆に勇気や希望を与えてくれます。体感したことを鮮烈に焼き付けていてほしいと思います。
2. 気持ちの高ぶりは必ず薄れていく
今の気持ちの高ぶりは、必ず薄れていくことを自覚してください。悲しいですが、あえて、一番気持ちが高まっている今伝えたいです。皆の感動も、お客様の感動も、ずっと続くわけではありません。だからこそ単独公演をバブルにせず、これからまた一歩づつ山を登ることが大切です。
ひとときの楽しさや感動は、単独公演という非日常だから感じられた「飛び道具」。本当に自分たちの活動でお客様に感動していただき、それを継続させるには、圧倒的な努力と愚直な行動が必要です。
皆もこれから素晴らしい大舞台に立つたびに、日常との振り幅で心が落ち込むことがあるはずです。「自分は最高だ!」という自信と「自分は何て駄目な人間なんだろう」という両面が共存するのが表現者です。必ず自己嫌悪と自己顕示欲で憂鬱が押し寄せてきます。連長やボンボをはじめ、私も毎日そうです。自分を表現するってそういう気持ちと対峙することです。それでいいんです。
3. 人生はもうあなただけのものではない
観客から声援をいただいたということは、「あなたの人生はもう自分だけのものではない」ということです。応援してくれている誰かが存在することを知ってください。誰かの心の支えになるということは、自分の人生にも責任を持つことです。ダメ人間でも弱虫でも下手くそでも構いません。でも、あなたに感動した人間が世の中にいるということを、頭の片隅に置いておいてください。
まとめ
今回なぜこれを書いたかというと、皆にありがとうと伝えたいからです!感謝し仲間と認めた相手には、本気で付き合いたいと思ってます!!そしてこれからもまた皆とステージに上がりたいな、という想いでいます!!
不安と戦いながらでも自分をさらけ出し、お客様に喜んでもらうことは、本当に素敵なことです。弱い自分や傷が心の中にあればあるほど、その隙間にスポットライトは染み込みます!
これからもよろしくお願いします!
がんばろう!ありがとう!
2016年3月17日
米澤渉
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*この文章は、単独公演『キセキ×キセキ』出演者に向けて書き、送信したものです。
*こんなことをメンバーと話しながら舞台を作り上げています。私も熱い仲間と一緒に踊ってみたい!という皆様、ぜひご連絡くださいね!