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酸素薄すぎ!標高2333mの劇場で阿波踊りしてみた【グアテマラ/ケツァルテナンゴ市立劇場】

2021/01/15

どうもこんばんは。金髪の異端児、たかしです。今回は阿波踊りを、中米の国『グアテマラ』で踊ってきました!

 

グアテマラのケツァルテナンゴという街の、歴史ある市立劇場で踊らせていただき、現地の方々とたくさん交流してきました。正直、日本人からするとグアテマラっていう国名だけ聞いても、どんなところかわからない人が多いのではないでしょうか。僕も行く前はそんな状態でした。ぜひ動画の中で、少しでもグアテマラの雰囲気を味わっていただければと思います。

グアテマラに行ってみて一番驚いたのは、街がとてもカラフルなところですね。特に今回行ったケツァルテナンゴという街のような郊外の都市に行けば行くほど、街並みの色彩が鮮やかになっていき、歩いているだけでも楽しくなってきます。決して世界的には裕福な国ではないのですが、現地の人々はみんな自分の人生を楽しんでいるように見えました。

この「ケツァルテナンゴ」っていう街の名前の意味なんですが、ケツァルというのはグアテマラの国鳥の名前らしいです。なんでもケツァルは幻の鳥とも呼ばれているらしく、あの手塚治虫の「火の鳥」のモデルになったそうです。

そんな幻の鳥・ケツァルが有名な街ということで、「ケツァルテナンゴ(ケツァルの街)」という名前がついたらしいですよ。とはいえ、現在は残念ながらケツァルをグアテマラの中で見ることはほとんどできなくなってしまったみたいです。その理由っていうのも、めっちゃ切ないんですよ。まぁ、どんな理由かは、動画を見て下さい。

それにしてもグアテマラは標高が高くて大変でしたね。なんと標高2333mです!!だって考えてみて下さい。日本の高尾山の頂上の標高が599mですからね?高尾山の頂上よりも何倍も高いところにグアテマラってあるわけですよ。だからやっぱり酸素が薄くてやばかったです。ただ生活しているだけならまだしも、僕たちって90分ステージを全力で踊りきるわけじゃないですか。それは本当にきつかったです。


いつものような気分で踊っていても、標高2333mもあると疲れが早めにピークにきちゃうんですよ。普段の僕たちのステージって、15分くらい踊って一区切りみたいな感じが多いんですが、最初の2分くらいの段階でもうそこそこきついですからね。正直、踊りながら「これ最後までやれんのか?」って若干不安になるレベルでした。途中ちょっとでも休憩できるポイントがある度に急いで水分補給して、次の瞬間また全力で踊りに行くみたいな。そんなことを繰り返してなんとか90分間踊りきったって感じです。

でもやっぱあの90分間のステージを踊りきれた最大の理由はなんと言っても、グアテマラの現地の方々がめちゃくちゃ温かいっていうのが大きかったですね。なんというか、スレてないんですよ。劇場に観に来てくれたお客さんの中には、結構若い子たちも沢山いたんですが、みんな目が輝いていてキラキラしていました。

正直行く前はどんな国かも、場所すらも明確にわからないような国でしたが、今となってはグアテマラは僕らにとってはとても大切な国のひとつです。

(たかし)

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米澤 陸
1991年、東京都生まれ。寶船のプロメンバー「BONVO」に所属し、年間200ステージを越える公演に出演。奇抜なメイクと、パントマイムやダンスを取り入れたオリジナリティ溢れるパフォーマンスには定評がある。

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